2023.11.24に行った原野谷川でのアマゴの発眼卵20,000粒を放流した時の様子を
詳しく記事に書かせて頂きます。
笑いをとりに行くといつもスベる私が”楽しく知れる・学べる”そんなお話しが出来たら良いなって思います^^笑
👇これがその時の記事です!
発眼卵放流とは、魚類の保護および資源の管理において一つの手段となります。
発眼卵とは孵化(ふか)直前の卵のことです。
👆こんな感じで可愛いお目目も見えているアマゴの卵ちゃん♡
放流の仕方には色々な手段がありますが、今回は発眼卵放流の良さを一緒に学んでいきましょう+゚。*(*´∀`*)*。゚+
1. 生存率の向上: 発眼卵は孵化する直前の状態で放流されるため、天敵による捕食や環境因子による死亡リスクが低減され、比較的高い生存率を期待できます。
2. 自然適応能力: 発眼卵から孵化した魚は、生まれた環境に自然に適応する能力を育むことができ、これが成魚になった時の生存能力を高めることにつながります。
3. 資源管理の効率化: 特定の時期に集中して放流できるため、資源管理の観点から計画的に種の保全や増加を図ることができます。
4. 生態系への影響が少ない: 既存の生態系に大きな影響を与えることなく、自然環境に溶け込む形で魚類を増やすことができます。
5. 遺伝的多様性の保持: 正しい管理のもとで放流された魚は、野生の遺伝的プールに貢献することができ、種の遺伝的多様性を保持するのに役立ちます。
6. 漁業資源の回復・増加: 漁業資源が減少している地域において、発眼卵放流は資源の回復や増加を図るための効果的な手段となり得ます。
7. 環境教育のツールとして: 発眼卵放流プロジェクトに地域住民や学校が参加することで、水生生態系や環境保全についての意識が高まります。
以上のように、発眼卵放流は、魚類の生存率を向上させ、資源管理を効率化すると同時に、生態系への影響を最小限に抑えながら、漁業資源の持続可能な利用を目指す上で重要な役割を果たしますと私も教えてもらいました!
放流の仕方は漁協さんによって多少異なります。
今回の原野谷川漁協さんの放流の仕方は、
ます漁協さんが一つ一つ手作りした虫かごにアマゴの卵を入れます。
「うちは少ない予算だから、手作りしなきゃやっていけないんだよ^^」って笑って言っていた漁協さんの顔と言葉、、実際の虫かごを見て、、うるっと( ; ; )胸が苦しくなりました。
でも、子供達には漁協さんの手作りの虫かごは大好評で、とってもワクワクしている子供の笑顔にみんなが温かい気持ちになっていました。
発眼卵は基本的には支流に放流するので今回は4チームに別れて行いました!
参加者が分かりやすいように地図まで用意して下さっていた漁協さん、組合員の方々に感謝です( ; ; )
初めてアマゴの卵を見る子どもたちの輝く瞳に大人も嬉しくなり、みんなでワクワクしながら放流場所に移動します。
放流場所に着いたら、虫かごの中の網に死んでいない(白くなっていない)卵を優しくお玉で置きます。
そしたら虫かごの蓋を閉めて開かないように紐で結んでから川の中(水量もあり流れが激しすぎないところ)に沈めます。
そしたら虫かごが流されないように上から石を置きます。
さらに流されないように虫かごにくくりつけていた紐を近くの木に結び、どこの場所に卵を置いたか分かるようにピンクのリボンで目印をつけます!
これで今回の放流活動は終わりですが、
また3ヶ月後、孵化している頃に来て次は虫かごから川に放流します。
(その間、虫かごが流されていないか、孵化できずに死んでしまった卵を取り除くなど、、漁協さんたちは陰で努力をしてくれています。)
「また3ヶ月後、卵から孵化した稚魚の小さなアマゴちゃんを見るのが楽しみだね^^」って言いながら、みんなで笑いながら帰りました。
3ヶ月後の様子はまた記事にします。
貴重な体験をありがとうございました。
この日の様子の動画もInstagramで投稿していますので、良かったら見てみてください!
https://www.instagram.com/reel/C0Gs-XhPJBm/?igsh=bDM1aW92MXZiemM0